郷土料理の歴史

江戸時代以前
冷蔵庫の無い時代であり、漬物や干物、燻製など、長期保存に適した調理方法による郷土料理が多い(例、山梨の鮑の煮貝)。また、長崎カステラのように、ヨーロッパから伝わった製法が独自に発展した例や、卓袱料理の様に中国から伝わった例もある。
郷土料理とは?
それぞれの地元の特産品を使い地理、歴史、風土などの条件により作り上げられてきたものです。自然と消えていったものや今でも残って人々に愛されているものなど、種類は様々ですが、その料理を語るときに、やはり歴史はかかせないものではないでしょうか。
また、地域や食材で見たときに、魚介を中心とした食事をしている地域や肉を中心とした食事をしている地域など、その中心となるものについても、やはり地理的な条件は欠かせないものです。海が側にある地域では手に入りやすい魚介類も、海のない県などでは手に入ることが困難なため、自然使う食材にも違いが出てきます。
その他、一部地域で見られるのが「昆虫食」とも呼ばれる郷土料理です。日本の山間部などでは、昔から昆虫が貴重なタンパク源として食べられてきました。
現在では交通の発達などにより食材も手に入りやすくなったため、その風習が廃れてしまった地域もありますが、地元の珍味として残っているところやその風味や味わいに愛好者もいたりと、食文化として定着している地域も存在します。主に、イナゴ、ハチ、蚕、ざざむしといった虫がよく食べられます。
しかし、近年、農村漁村などにおいて、その高齢化、過疎化が問題視されている地域もあり、それと共に地元の郷土料理の存在も危ぶまれるようになってきています。伝統を受け継ぐ人間がいなくなるということは、郷土料理そのものの消滅にも繋がりかねません。
そのため、農林水産省などが主体となり、地元の郷土料理をテーマとした「農山漁村の郷土料理百選」といった企画を立てるなど、その存在の継承に力を入れています。