岡山県の郷土料理

ままかり寿司イメージ ままかり寿司
ままかり寿司とは、ニシン科の魚である「ままかり」の開きを酢漬けにして、にぎり寿司にした郷土料理。
ままかりは、主に瀬戸内海沿岸や有明海沿岸で食べられている、背の青い全長10cmほどの小魚。実名は「サッパ」と言い、これは、ままかりの味が淡白でさっぱりしている事から。
ままかりとは岡山地域での呼び方で、ままかりが美味しすぎてご飯をたくさん食べてしまい、「まま(ご飯)」を隣に「かり(借り)」に行く程であると言う事に由来する。
この地域では、ママカリが多く水揚げされることから、寿司の他にも、酢漬けや塩焼き、唐揚げなど多くのママカリ料理が、祭事などでよく食べられている。6月頃に旬をむかえる。
2007年、農林水産省により農山漁村の郷土料理百選に、岡山県の郷土料理として「岡山ばらずし」と共に選ばれた。

大手饅頭イメージ 大手饅頭
大手饅頭とは、岡山市の「大手饅頭伊部屋」によって作られている薄皮の酒饅頭の事。岡山市の銘菓として知られ「大手」の略称でも呼ばれる。
饅頭のひとつひとつが、巾着の様な紙箱にそれぞれ包まれているのが特徴。
岡山市の土産菓子としては、吉備団子に比べ知名度では劣るが、岡山市民を中心に人気のあるお菓子であり、岡山市民が県外に土産品として持って行く事が多いとされている。お土産品売り場において吉備団子は他地区の、大手まんぢゅうは地元の人々が購入する傾向にあるという。
その誕生は1837年(天保8年)。当時の店舗が岡山城大手門のそばにあったことから、時の岡山藩第7代藩主・池田斉敏により「大手饅頭」と名づけられ、その後も池田氏代々の藩主に愛された。

きびだんごイメージ きびだんご
きびだんごとは、きびの粉と餅米の粉を混ぜて求肥を作り、小さく平な円形に形を整えて仕上げた餅菓子のひとつ。岡山県のお土産品として知られる。
しかし岡山県民が日常的に食べたり、贈答用に使うことはあまり多くないようである。
同じく岡山県の特産品であるマスカットのシロップを包み込んだ「マスカットきびだんご」や、白桃のシロップを包み込んだ「白桃きびだんご」、吉備団子にきな粉をまぶした「きな粉きびだんご」など、数種類のバリエーションがある。

カキオコイメージ カキオコ
カキオコとは、カキを使ったお好み焼きの事で、岡山県日生地区の郷土料理。日生独自のお好み焼きで、関西風とも広島風とも異なるため、「日生焼き」「日生風」とも呼ばれる。
まず、山盛りの千切りキャベツに、独特のとろとろ生地をあわせて鉄板に広げる。その上から、鉄板で焼いた日生地区特産のカキやその他の具を乗せ、更にその上に再び生地をかけ裏返して両面を焼く。
なお各店で微妙に焼き方は異なり、あらかじめ具と生地を軽く合わせてから鉄板に広げる方法と、先に鉄板に具を広げて上から生地をかける方法など、関西風や広島風を取り入れている店もある。また、店により焼きそばや焼きうどんを使う場合もある。ソースも各店で異なるが「タイメイソース」を使っている店が多い。

むらすゞめイメージ むらすゞめ
むらすゞめとは、クレープ状に焼いた外皮を裏返し、焼けている方の面につぶ餡をのせ半円状に丸めたもので、岡山県倉敷市に本社を置く和菓子店「橘香堂(きっこうどう)」が製造販売している和菓子。
江戸時代、倉敷の人々が豊作を祈願して踊った盆踊りが、まるで稲穂に群がる雀のようであったと言われたことから、明治初期に橘香堂の初代がこの話を基に和菓子を考案し、その様子から「むらすゞめ」と命名。また、むらすゞめの形が半円状になっているのは、その盆踊りでかぶっていた編み笠の形を模したとされる。
現在では、「吉備団子」や「大手饅頭」などと共に、岡山県を代表する郷土菓子として知られている。

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