奈良県の郷土料理【2】

奈良茶飯イメージ 奈良茶飯
奈良茶飯とは、米と、炒った大豆や小豆、焼いた搗栗(かちぐり)、穀物、季節の野菜を加え、煎茶やほうじ茶で炊き込んだ炊き込みご飯の一種で、奈良県各地に伝わる郷土料理。
古くより奈良の興福寺や東大寺などで、寺領から納められる貴重なお茶を用いて食べられていた。元々は、二番煎じの茶で炊いたご飯を、一番煎じの濃いめのお茶に浸したものだったとされる。
江戸時代になると、江戸や川崎に伝えられ庶民の間に広まった。特に、川崎宿にあった「万年屋」は、「東海道中膝栗毛」にその奈良茶飯が登場したことで有名店となったと言われる。
平城遷都1300年記念行事に向けて「奈良のうまいもの」の郷土料理16品の1つに選ばれた。

奈良漬けイメージ 奈良漬け
奈良漬けとは、白うり、きゅうり、すいか、しょうがなどを塩漬けにし、新しい酒粕(さけかす)に何度か漬け替えながら作る漬物。
1300年以上前より「粕漬け」として存在していた。当時は上流階級の人々の保存食として食べられており、高級食という認識が強かった。また、当時は「どぶろく」で漬けられていたため、粕とは搾り粕ではなく酒の底に溜まる沈殿物の事だったとされる。
江戸時代に入ると、奈良漬けは奈良の名産品として普及。庶民にも広く食べられるようになった。

飛鳥鍋イメージ 飛鳥鍋
飛鳥鍋とは、鶏がらベースの味噌汁に牛乳を加えた鍋料理で、奈良地方の郷土料理。別名、飛鳥汁。具は、鶏肉、野菜類、豆腐、糸こんにゃくなどで、卵に溶いて食べる。
お好みで、しょうが、唐辛子などの薬味を加えても良い。酒粕や、すりつぶした胡麻などをを加える場合もある。
飛鳥時代、中国から来た僧侶が牛乳で鍋料理を作ったのが発祥と伝えられている。

柿の葉寿司イメージ 柿の葉寿司
柿の葉寿司とは、一口大の酢飯を、鯖・鮭・小鯛・鰤などの切り身と合わせ、柿の葉で包んだ押し寿司の事で、奈良県、和歌山県、石川県などに伝わる郷土料理。
具材は、奈良県・和歌山県では穴子や椎茸、石川県では鰤を使うのが地域の特徴。
柿の葉は通常剥がして食べ、地域により柿の葉を巻く前に昆布を巻いてから柿の葉を巻くところもある。
柿の葉は、緑あざやかな渋柿の若葉が使われる。柿の葉には殺菌効果があるといわれており、包む事により保存性が高まるとされる。柿の葉は塩漬けにする場合もある。
和歌山県では和歌山県推薦優良土産品に指定されており、奈良県、和歌山県内の主要駅では駅弁として販売されている。

亥の子餅イメージ 亥の子餅
春夏の彼岸や旧暦の十月の亥の日に作ります。もち米に里芋を加えることで、粘りを出しています。
お母さんの知恵の一つです。

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