静岡県の郷土料理

わさび漬けイメージ わさび漬け
わさび漬けは、わさびの根と茎をみじん切りにし塩漬にしてから、熟成させた酒粕に和えて食塩、砂糖などを練り合わせた粕漬けの一種で静岡県の名産品。
わさびの鋭い香りと辛味が酒粕の甘みによって和らげられているのが特徴。ご飯のおかずとしてや、酒の肴、かまぼこなどで食べるのが一般的。
江戸時代後期、現在の静岡市にあたる府中の商人が考案したとされる。1889年(明治22年)、東海道本線静岡駅でお土産として売られるようになり各地に広まった。

すっぽん料理イメージ すっぽん料理
静岡県浜松市の名物、すっぽん料理。すっぽんを使った料理としては、鍋料理や雑炊、吸い物などが挙げられる。甲羅、爪、膀胱、胆嚢以外はすべて食べられることが特徴で、そのため別名で「まる」とも呼ばれる。
すっぽんは蛋白質、脂質が少なくカロリーは低め、ビタミンA、ビタミンB1は多く含まれる。この様に栄養価が高いため滋養強壮の食材とされている。
甲羅を乾燥させたもの(土鼈甲(どべっこう))は、市販の栄養ドリンクや健康食品の原材料に用いられることも多い。
食用のすっぽんは主に養殖され、名物の一つになっており、浜松市では全国の約7割を生産している。

黒はんぺんイメージ 黒はんぺん
黒はんぺんとは、サバやアジ、イワシなどを使った茹で蒲鉾の事。色は灰白色で、形は半月状のものが多い。
静岡県中部を中心に、静岡県内ほぼ全域で食べられている。特に焼津市の名産品とされるが、静岡市や沼津市でも生産されており、郷土料理に使用される材料の一つにもなっている。
静岡で通常はんぺんと言えばこの黒はんぺんを指す。
「はんぺん」の名の由来は、駿河の料理人「半平」が作った事からという説や、半月型の形状から「半片」と呼ばれるようになったなど諸説ある。

丸子とろろ汁イメージ 丸子とろろ汁
とろろ汁とは、自然薯(じねんじょ)をすりおろして汁状にしたもの。ごはんにかけて食べる場合は「とろろかけご飯」という。
天然の山芋は粘りが強く、そのままではご飯にかけて食べられない程なので、これを出汁でのばし、酒、みりん、醤油、白味噌、卵などを加えなめらかにして食べる。
歴史的に有名なとろろ汁は、旧東海道(現静岡県静岡市駿河区丸子)の宿のもので、松尾芭蕉も「梅若菜丸子の宿のとろろ汁」と一句残している事で知られる。

桜えびのかき揚げイメージ 桜えびのかき揚げ
桜えびのかき揚げとは、生の桜えびに葉ねぎなどの野菜を混ぜ合わせ揚げたもの。サクサクとした食感と桜えびの甘みや香ばしさが楽しめる静岡県の郷土料理。
2007年、農林水産省により農山漁村の郷土料理百選に、静岡県の郷土料理として「うなぎの蒲焼き」と共に選ばれている。
桜えびは、別名「ヒカリエビ」とも呼ばれる体長わずか3~4cmのえび。甲殻が桜の花のようにピンク色をしている事から「桜えび」と呼ばれている。駿河湾に注ぐ大井川から富士川の河口流域の興津、由比、蒲原地方に多く生息。静岡県駿河湾での桜えびの国内水揚げ量は100%を誇る。漁期は春と秋の年2回。

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